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ニュースレター
いつもお世話になります。秋晴れのさわやかな日が続き、読書・食欲・スポーツなど存分に楽しんでおられることとお察し申し上げます。
今回は、冬が直前ですので、寒中コンクリートの定義、発生しやすい不具合、施工上の注意等をお伝え致します。
(1)日平均気温が4℃以下になることが予想される時は、寒中コンクリートとして施工しなければならない。
(2)寒中コンクリートの施工にあたっては、コンクリートの凍結を予防し、また寒冷下においても所要の品質が得られるように、材料、配合、練り混ぜ、運搬、打込み、養生、型枠、支保工等について適切な措置をとらなければならない。
養生状況
ジェットヒーター保温
(1)コンクリートの凍結(-5~-2.0℃以下で凍結が始まり体積膨張率約9%)により組織が破壊される。
(2)初期凍害を受けたコンクリートは、その後適切な養生を行っても強度を回復することはなく、耐久性、水密性等が著しく劣る。
(3)5℃以下に長くさらされると、凝結および硬化反応が遅延する。
(4)早期に荷重を受ける構造物では、ひび割れや変形等の問題が生じやすくなる。
シート養生
(1)使用するコンクリートはAEコンクリートとし、空気量を0~6.0%確保する。
(2)コンクリートの打ち込み終了後、表面が急冷されないようにシート等で覆う。
(3)適切に温度管理を行い、5N/㎟の圧縮強度が得られるまでコンクリート温度5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つ。
投光器保温
追加情報
◎強度を得るまでの日数が算出できる(コンクリートの熟成具合)
840°DDという考え方
計算式 840°DD=『打設日から材齢28日までの平均気温(または現場の水温)+係数10』×○日
例えば、標準養生20℃の場合と現場の平均水温が5℃の場合を比較すると、
840=(20+10)×○日(答え28日)
840=( 5+10)×○日(答え56日)目標の強度を得る日数が20℃では28日、5℃では56日かかる。
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