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ニュースレター
暦の上で立秋を向え長雨が続く毎日ですが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。盛夏の疲れが出やすい時期ですのでくれぐれもご自愛ください。
今回のニュースレターは、先日、公的機関と緒方生コンが共同で行った『暑中コンクリート対策試験』についてお伝え致します。
コンクリート温度は、購入者と生産者との協議事項となりましたが、生産者がデータを持たないがために、以前の基準の35℃以下で運用していました。今回の試験練りによって、当社の製品は何度までなら品質保証ができるのかを把握し、購入者の方と協議するためのデータ作りを目的としました。
夏場のコンクリート温度は、以前は35℃以下という基準が設けてあります。
コンクリート温度は、セメントの水和反応があるため、気温よりも1~2℃高くなる傾向にあり、現在、地球規模での気温上昇やヒートアイランド現象により、全国的にコンクリート温度が35℃を超える場所や超える日が出てきており、熊本はその代表的な地域になっています。
上限値規制に適合しない事例が出てきたことから、現在の仕様書では『発注時の指定事項に適合すること』という風に変更されており、具体的に何度℃までという基準は設けられていないのです。
当社の代表的配合4つを暑中対策仕様(遅延型+増量)とし、①練上り直後の性状確認、②60分後の性状検査、③貫入抵抗器を用いた凝結試験の3つをそれぞれ行いました。
①はそのまま品質確認。②は、スランプの低下量が6cm以下であれば合格。③は、貫入抵抗値が0.5N/㎟に達した時間に0.65を乗じて38℃環境下の状態を推定する試験である。
すべての試験の結果、当社の配合は全部の項目で理想的な数字を得て合格することが出来ました。
したがって今後は、【荷卸し地点のコンクリート温度の上限値を38℃以下】で協議していきます。
ご不明な点は技術管理部へお尋ねください。
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