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ニュースレター
いつもお世話になります。さわやかな季節を迎え、皆様ご清祥にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
今回は、土木工事におけるポンプ施工時の配合変更についてお伝え致します。
◎近年、治山工事や砂防工事において、ポンプ車を用いた施工が主流になっています。
しかし設計書の指示配合は、ポンプ施工以前に一般的だったクレーン配合のままです。
(18-8-40BB、21-8-40BB 等)
また、コンクリートの骨材事情も悪くなっていて、以前のような粒形に恵まれた砂利や川砂利が少なく熊本の生コン工場72工場中65工場が粗骨材に砕石を使用しており、砕石は圧送負荷が大きくなるので、さらに前述の配合での施工が難しくなっています。
上記の理由から、ポンプ施工のロング配管の場合は状況に応じた配合に変更する必要があります。
◎閉塞とは、ポンプ車が生コンを部材まで圧送する際、ペースト分やモルタル分が、配管の内面に付着したり継手部分の空間に圧入されるため、次第に移動していたコンクリートからモルタル分が減少していき、配管の内面とコンクリート中の粗骨材の摩擦により移動困難(圧送不能)という形で発生するというものです。
どうぞ閉塞のメカニズムをご理解いただき、配管距離によって失われていくモルタルを補うための配合変更をご検討下さい。ご検討の際は下記の表が目安になります。(緒方生コンの経験上の数値)
配管距離に呼応した配合の目安(呼び強度はその時々で設定)
配管距離 |
配合 |
0~20m |
18-8-40BB、18-10-40BB |
20~50m |
18-12-40BB、18-8-20BB |
50~100m |
18-10-20BB、18-12-20BB |
100m以上 |
21-12-20BB、21-15-20BB |
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